契約印紙

土地や住宅を契約する際は印紙が必要になります。

普段の生活で印紙を使うことはあまりなく、印紙と聞いてどんなものかすぐイメージできる方も少ないと思います。

今回は印紙について紹介していきたいと思います。

印紙とは?

まず印紙税について簡単説明します。

売買契約書や請負契約などの書類を作成する際に金額に応じて納税するのが印紙税です。

その印紙税を納める方法として印紙を書類に貼ります。

印紙は切手のような見た目で、売買契約や請負契約の金額によって書類に貼る金額が変わります。

印紙代はいくら?

一般的な金額は以下をご覧ください。

文章の種類     記載された金額      印紙税額

不動産売買契約書  1千万を超え5千万以下  2万円(1万円)

工事請負契約書   5千万を超え1億円以下  6万円(3万円)

          1億円を超え5億円以下  10万円(6万円)

※令和4年3月31日までは印紙税額の( )の金額となります。

貼らないとどうなるの?

もし貼らないといけない書類に印紙を貼らないと脱税となってしまい、過怠税が発生してしまいます。

例えば、1万円の印紙が必要なのに貼らなかった場合は、3倍の印紙税、つまり3万円の印紙を貼らないといけません。

「貼らなくてもバレなければいい」と思うかもしれませんが、脱税となってしまいますので、注意が必要です。必ず印紙税額の印紙を貼るようにしましょう。

どこで買える?

郵便局や法務局などで購入することができます。

契約する際に必要になりますので、前もって準備しましょう。

不動産の売買契約や請負契約は土日されるケースも多いと思いますが、準備し忘れてしまって「土日で郵便局が空いておらず購入できない!」となってしまうこともあるかもしれません。

ただ、その場合でもご安心ください、

郵便局にはゆうゆう窓口と呼ばれる窓口があり、土日や夜でも空いていることがあります。

忘れてしまっても、ゆうゆう窓口で印紙は購入することができます。もし土日や夜になってしまいそうであれば事前に確認しましょう。

電気・水道・ガスの引き込み工事

生活していく上で電気・水道・ガスなどのライフラインは必需品になります。

土地によっては、すでに引き込み済で必要のないケースもありますが、必要な場合は費用がかかります。

思いがけない支出となることもありますので、ライフラインの新規引込工事費用について紹介します。

新規引込工事費用はいくらくいらい?

電気・水道・ガスの新規引き込み工事をそれぞれ分けて費用をまとめましたので、ご覧下さい。

ライフライン新規引込工事費用
電気基本的に電力会社が負担
水道(上下水道)20万円〜40万円
ガス10万円〜15万円

もちろん、土地の条件によっては費用が変わってくる可能性もあります。

例えば、前面道路の配管から土地までの距離が長い場合や引き込む配管の口径によっても変わります。

また、またすでに引き込まれていても古いため交換が必要な場合もありますので、注意が必要です。

私の場合、購入した土地に引き込み管は入っていましたが、古くて口径が小さかったため、配管の交換が必要になりました。

事前にどの程度の配管が入っているのか、確認すると良いでしょう。

配管がない場合は?

下水道とガスについては、そもそも前面道路に配管が入っていないケースもあるでしょう。

下水道の前面道路に配管がない場合については、浄化槽を利用することになります。

浄化槽は住宅の敷地に設置することになりますが、費用はおよそ100万円前後かかります。

定期的に業者へ点検・調査も必要になり、年間5万円ほどのランニングコストも必要です。

浄化槽設置費用は高額ですが、住んでいる市町村によっては補助金が利用できるケースもあります。住んでいる市町村へ補助金利用が可能かどうか問い合わせてみましょう。

また、ガスの前面道路配管がない場合については、プロパンガスを利用することになります。

プロパンガスは会社や地域によって費用が変わってきますが、月々5,000円となります。 土地を購入する際には配管が入っている地域かどうか確認しましょう。

照明工事

照明も家に住むためには必要なものですよね。

選ぶ照明によって室内の雰囲気が変わります。

また、実際に照明工事でどのくらいかかる費用も気になるともいますので今回は照明について紹介します。

照明工事の相場はどれくらい?

照明選びも新居へ住むための楽しみですね。

工事にどのくらいの費用がかかるのか気になるところです。

住宅の規模にもよりますが、ハウスメーカーに依頼した場合、4LDKタイプの家で一般的に約20万円(照明・工事費込み)ほどかかります。

高いと思われるかもしれませんが、使用する照明や工事内容によっては20万円以上かかることもあるようです。

全てお任せすれば手間は省けますが、どうしても費用は高くなってしまいます。

ただ、費用を抑えるポイントがありますので紹介します。

費用を抑えるポイント

意外と照明工事費用って高額だと感じられたと思います。

最近はダウンライトを使用する住宅が増えていますが、ダウンライト取り付けには専門の資格が必要で費用は高くなりやすいです。

一方、シーリングタイプの照明であれば、自分で取り付けもできて、探せば安く購入することもできます。

手間は少しかかりますが、ご自身で取り付けるお部屋を増やすと費用を抑えることができるでしょう。

私もハウスメーカーから照明プランを提示は費用が20万円ほどでした。

全てお任せすることも考えましたが、費用を抑えたかったので、一部を自分で照明を購入して取り付けるようにしました。

その結果、当初の見積もりからおおよそ半額まで抑えることができました。

照明の色味

照明を選ぶときに「電球色」「昼白色」「昼光色」という色味があります。

電球色・・・オレンジのような温かみのある色味

昼白色・・・太陽の明るさに近い自然な色味

昼光色・・・白に青みがかった色味

私は、温かみのある家にしたかったので全ての照明を電球色にしました。

この点は好みですが、お部屋にあった統一感が出るように選ぶと良いでしょう。

引っ越し費用

住宅が完成して引き渡しも終わり、待ちに待った新居へ引っ越しが始まります。

引っ越し費用は高額であるため、できる限り抑えたいと考えている方が多いと思います。

今回は引っ越し費用について相場や安くする方法など紹介します。

引っ越し費用はいくらくらい?

引越しは時期によって費用が変わってきます。

例えば、繁忙期である転居シーズンの3月や4月は通常よりも割高となってしまいます。

また、荷物を運ぶ距離や量によっても金額が変わります。

金額に幅はありますが、ファミリー層でおよそ20万円〜35万円程度かかります。

引っ越しを手配する際の注意点

繁忙期の場合、通常期に比べ倍以上変わってしまうケースがあります。

できる限り繁忙期は引っ越しを避けることがベストですが、難しければできる限り早く手配をするようにしましょう。

引っ越し業者としては、引っ越しが立て込んでくると人手が不足して、引っ越しの料金を上げざるを得なくなってしまいます。そうなると金額交渉も出来づらくなってしまい、結果金額が高くなってしまいます。

引っ越しの見通しがついた段階で早めに見積もりを取得するようにしましょう。

引っ越し費用を安くする方法

見積もりを手配する際は1社だけでなく、複数社依頼して現地も確認してもらいましょう。

複数の会社に依頼することで金額を比較することができ、金額交渉がしやすくなります。

複数の業者に頼みすぎると対応も大変ですが、3、4社は声をかけるようにしましょう。

今は引っ越しの一括サイトもありますので、まとめて見積もり依頼することもできますので、利用するのも良いでしょう。

また、引っ越しする日によっても金額は変わってきます。

例えば、引っ越しする日は平日を選んだり、縁起の良い日を選ばなければ費用を抑えることができます。

荷物についてもご自身で処分して減らすことができれば安くなります。

物を減らすことで新居での生活も新鮮な気持ちでスタートできるでしょう。

アンテナ工事

住宅が完成したとしても、そのままではテレビを見ることができません。

そこで必要なのがアンテナ工事。

専門的な方でない限り、普段アンテナについて触れることは少ないと思います。

今回はアンテナ工事について紹介をしていきます。

アンテナ工事の費用

まずはアンテナの工事費用について紹介します。

実際アンテナ工事の費用は、おおよそ20,000円〜60,000円(本体・工事費込み)です。

ハウスメーカ経由でアンテナを建物完成までに設置しておいてもらう方法もありますが、上記金額よりも高くなってしまうケースが多いようです。

直接業者を探して工事を依頼した方が多少手間はかかりますが、費用を抑えることができます。

またアンテナの種類によっても費用は変わってきますので、紹介します。

アンテナの種類

八木式アンテナ

アンテナの種類は以下の3つがあります。

・八木式アンテナ(20,000円前後)

・デザインアンテナ(30,000円前後)

・室内アンテナ(5,000円前後)※工事不要

BSも合わせて設置工事を行う場合はプラス20,000円ほど費用がアップします。

ちなみに私はデザインアンテナを選びました。

コンパクトで目立ちにくく、台風などの災害時も影響が受けにくい点が魅力的でした。

室内アンテナも利用したことはあり、費用は安く抑えることができますが、受信電波が弱く、頻繁に映像が止まったりしました。

電波受信にほとんど影響がない地域であれば利用しても良いでしょう。

アンテナ以外でテレビを見る方法

アンテナ以外にも以下のような方法でテレビが見ることができます。

・ケーブルテレビ

・光回線

上記方法であればアンテナを設置しなくてもテレビが見れますが、デメリットとしては月額利用料金がかかることです。

月額利用料は2,000円〜5,000円程度ですが、長い目で見れば大きな費用負担となります。

インターネットと一緒に利用すれば費用が抑えられるプランもありますが、結局アンテナの方が最初に費用負担の意なのでコストパフォーマンスは良いです。

費用負担を抑えたい方はアンテナを選ばれるのが良いでしょう。